鵜ノ子岬→尻屋崎[043]

浜通り 2011年11月17日 – 18日

カツオの刺身に復興を感じた

 11月17日と11月18日の2日間は『U400』(クレタ)の取材で浜通りを走った。バイクはスズキのバンバン。編集部の谷田貝洋暁さんとカメラマンの武田大祐さんが同行してくれる。

 鵜ノ子岬を出発し、勿来の関跡を歩き、小名浜の「みなと食堂」で昼食。「カツオの刺身定食」を食べたが、美味なカツオの刺身を通して、少しづつ復興している小名浜を感じた。

 小名浜を出発すると、三崎、竜ケ崎、合磯岬、塩屋崎、富神崎と岬をめぐり、四倉舞子温泉の「よこ川荘」に泊った。「よこ川荘」には渡辺哲さんが来てくれ、一緒に夕食を食べる。夕食後は谷田貝さん、武田さん、渡辺さんと「東日本大震災」についておおいに語り合った。

 翌日は朝食を食べ、8時に「よこ川荘」を出発。国道399号で掛札峠、登館峠、いちづく坂峠と次々に峠を越えて飯舘村に入った。谷田貝さんは取材用で持ってきたガイガーカウンターで放射線量を計測すると、ガイガーカウンターは高濃度の放射線量を感知し、赤く点滅し、ガーガーガーガーと警告音を鳴らした。

 飯舘村の長泥には放射線量の計測値が掲示されているが、11月18日9時55分の放射線量は10・8マイクロシーベルトと依然として高く、2桁台だった。

 飯舘村からは県道12号で八木沢峠を越え、南相馬のラーメン店「まんてん」で「ラーメン」を食べ、相馬から松川浦へ。松川浦を赤く染めて夕日が落ちていく。松川浦からさらに新地まで行き、そこで谷田貝さん、武田さんと別れた。