日本16端紀行[05]

2019年9月17日

四国最西端「佐田岬」

 第7日目の9月17日、午前3時30分に小浜温泉(長崎県)の温泉ホテル「うぐいす屋」を出発。Vストローム250に、「さー、行くぞ!」とひと声かけて走り出す。

 国道57号で諫早へ。

 諫早からは長崎道→大分道と高速道を走り、大分県に入った萩尾PAで夜が明けた。

大分道の萩尾PAで夜が明ける

 日出JCTで東九州道に合流。大分の町並みを過ぎた大分宮河内ICで高速を降り、国道197号で佐賀関へ。佐賀関到着は7時30分。小浜温泉から4時間、299キロを走っての九州横断だ。

 8時発の九四フェリーに乗船。船内の自販機でカップヌードルを買って食べ、それを朝食にする。フェリーは九州と四国を分ける豊予海峡を横切り、四国最西端の佐田岬のすぐ近くを通っていく。

 9時15分、三崎港に到着。

 四国に上陸すると、すぐさま四国最西端の佐田岬に向かう。

 佐田岬の駐車場に到着したのは9時40分。遊歩道を歩き、佐田岬突端の佐田岬灯台に着いたのは10時10分。そこから豊予海峡対岸の九州を眺める。高島がはっきりと見える。その向こうの佐賀関半島は青く霞んでいる。

 佐田岬の周辺には点々と岩礁がある。数百メートル先の小さな標識灯のあたりが黄金バヤ。ここは瀬戸内海有数の難所だが、岩礁の周りは魚たちの格好のすみかで、タイやサワラなど高級魚の一本釣りの好漁場になっている。

 佐田岬からの眺めを目に焼き付けたところで三崎港に戻った。三崎港到着は11時30分。2時間15分をかけての「三崎港〜佐田岬」の往復だ。

 三崎港からは九州側と同じ国道197号を行く。九四フェリーはまさに国道フェリーで、海をまたいで2本の国道をつないでいる。国道197号は起点は高知、終点は大分だ。

 三崎港を出ると、細長く延びる佐田岬半島の稜線上を行く。道の駅「瀬戸農業公園」で小休止し、12時20分、佐田岬半島入口の八幡浜に到着。佐田岬から八幡浜までは54キロ。この数字からもわかるように、佐田岬半島は細長く延びている。

 八幡浜からさらに国道197号を行き、大洲北只ICで松山道に入った。そして南へ。

 宇和島北ICまでが松山道で、そこから津島岩松ICまでが宇和島道路。津島岩松ICからは国道56号を南下する。

 県境に近い道の駅「みしょうHIC」で昼食の「オムカレー」を食べ、国道56号で愛媛県から高知県に入った。